中学生のための夏休み家庭教師利用マニュアルまずは計画立て！中学生のための夏休み家庭教師利用マニュアル
夏休みの計画は立ちましたか？中学3年生なら、部活を引退して、夏休みのあいだに受験勉強をスタートする人も多いでしょう。1・2年生も、学校の授業がなくダラけそうな夏休みこそ、家庭教師のマンツーマンで緊張感を保ちながら勉強するのをおすすめします。夏休みに家庭教師を有効活用するためのポイントや注意点をチェックしておきましょう。
目標設定やスケジュール確認を序盤に
夏休みを有効活用するためには、全体を見通して計画を立てておくのが望ましいです。遊びや休憩も計画的・意識的にとりながら、夏休み後に自分がどのようになっていたいかを夏休みの前や始めに考えてみましょう。
まずは期間や予定を確認
地域による差がありますが、中学校の夏休みは30〜40日程度です。部活動や登校日などの学校の予定にくわえて、旅行やお盆などのプライベートの予定も最初に確認しておきましょう。勉強をがんばるためにはオン・オフのメリハリをつけるのも大事です。遊ぶ(勉強しない)日をあらかじめ決めておくと計画が立てやすくなります。
学習目標を設定しよう
ひと月の間に学習面で、何に取り組んで・どのような結果を得たいかを考えてみましょう。最低限の宿題にくわえて、前学期・前学年までで苦手な単元の重点強化を検討してみるのがおすすめです。夏休みは学校の授業が進まないため、復習に最適な期間です。夏休み明けのテストで成果を確かめられるので、”◯◯の教科はテストで◯点以上とる”など点数で目標を設定すると評価もしやすくなります。“この参考書を3周とりくむ”など、勉強する量を基準にしてもいいでしょう。
最低限やらなければならない宿題の対応
学校から出される宿題はやって当たり前だと思うぐらいの意気込みが望ましいです。序盤に一気にやったり終盤まで溜め込んだりするのは、ほかの活動を優先できると肯定的な面もあります。しかし宿題を終わらせるのに頭がいって学習効果が薄れるとの懸念もされているのです。
最初の計画段階では毎日コツコツ・無理なくこなせる程度で考えておき、余裕があれば計画を見直して学習量を増やす作戦でも良いかもしれません。学校に行かないため勉強する習慣も乱れやすいです。学校の授業の代わりだと思って、毎日決まった時間や量を意識しながら宿題に取り組んでみてください。
宿題はコツコツタイプと短期集中タイプに分かれる
計画的に宿題に取り組むのは、学習習慣を身につけるのに有効です。夏休みの宿題は、日記や計算ドリルのような毎日コツコツやるタイプにくわえて、自由研究や絵画・習字など短期集中で終わるタイプに分けられます。出された宿題がコツコツタイプか短期集中タイプかを計画立ての段階で分類してみましょう。
分類できたら、コツコツタイプは毎日の分量を、短期集中タイプはどのタイミングでやるかを決めます。とくに短期集中タイプは“何をやればいいんだ？”とテーマや題材を決めるのに時間がかかる場合があるでしょう。夏休みの序盤に家庭教師と一緒に考えて時間を無駄にしないのはもちろん、一緒に取り組んでサポートしてもらうのもおすすめです。
コツコツタイプは、毎日無理なく続けるのが大事です。余力が大きければ毎日の量を増やしてもかまいません。ただし急いで終わらせるよりは丁寧にひとつずつ取り組んだ方が学習効果は高いです。反対に量が多くて終わらない人はぜひ家庭教師に相談してみてください。量が多くて終わらない…では済まされないのが宿題です。家庭教師に頼りながらでも終わらせるのを意識しましょう。
夏休み中の家庭教師・夏期講習の活用法
家庭教師の授業にもLINEをぜひ活用してみてください。使ってみたい機能をまとめてみました。講師と相談して活用してみましょう。
夏休みには、家庭教師センターの多くが夏期講習を実施しています。入会金の免除や授業料の割引などお得なキャンペーンをおこなっている家庭教師センターも多く、この時期は入会のチャンスなのです。とくに夏休みから家庭教師を利用し始める人は活用方法も分からないでしょう。活用のポイントをまとめましたので、参考にしてください。
【ポイント１：計画立てを手伝ってもらう】
計画立ての重要性はすでに説明したとおりです。家庭教師に計画立てからサポートしてもらいましょう。無理なく続けられる内容で計画を整えるのはもちろん、内容と期日を講師に伝えておけば“やらなければならない”との意識が生徒に芽生えるのです。
夏期講習から新たに家庭教師をお願いする人は、計画づくりからを通して自身の得意・不得意などを伝えて交流してみてください。以前から家庭教師を利用している場合は、得意・不得意を加味しつつ、目標を達成するための筋道を講師がアドバイスしてくれるでしょう。
【ポイント２：見守ってもらいながらペースを確認】
いくら丁寧に作ったとしても、計画は変更して当然と捉えておきましょう。遅れや漏れなどが発生する場合もありますが、思ったよりも簡単でドンドンこなせてしまう場合もあるからです。一週間やってみて計画通りで問題ないかをチェックしましょう。
このとき家庭教師にも進捗状況をチェックしてもらえば、残りの日数を有効に使いやすくなります。とくにダラけて遅れそうな人は、講師にチェックされる緊張感が良い方向に作用して勉強に取り組めるはずです。
【ポイント３：苦手な箇所を重点的に克服(前の学年からの総復習)】
ワークやプリントなどのコツコツタイプの宿題のなかには、苦手な単元も登場するでしょう。なかでも英語や数学は積み重ねが重要な科目です。克服するためには前の学年の内容まで戻らなければならない場合も珍しくないでしょう。
夏休みは、学校がないため、新しい単元に進みません。そのため前に戻ったりしながら苦手な箇所に時間をかけて勉強ができる期間といえます。家庭教師にサポートしてもらいながら苦手な箇所を徹底的に勉強してみてください。
【ポイント４：予習や受験対策はプラスα】
学校がなく新しい単元に進まないため、次の学期の予習は余裕ができたらでもいいかもしれません。また中学3年生は受験が気になって過去問に手を出したくなる人もいるでしょう。しかし先を急いでも、基礎が身についていなければ、次の単元や過去問に挑戦しても歯が立たないのではないでしょうか。
だからこそ夏休みには復習による基礎固めをおこなってください。夏休み中に部活動を引退して受験勉強を始めたばかりの3年生はとくにです。過去問をやる時間はまだありますが、前の学年に戻って苦手を克服する時間は夏休みが最後といってもいいでしょう。秋以降は授業も始まり、自分のペースで時間を取るのが難しくなります。むしろ基礎が固まっていなければ、秋以降に応用問題や過去問をやっても解けません。焦る気持ちを抑えつつ、秋から冬への体力づくりだと思って、夏休みは家庭教師と一緒にしっかり基礎固めをしましょう。
誘惑の多い夏休みこそ家庭教師でメリハリをつけよう！
自分のペースで学習ができる家庭教師は、苦手な箇所が多い・勉強する習慣がない生徒にピッタリのサービスです。とくに夏休みは学校の授業もなく、復習に時間を割いて、今までと違った生活リズムをつけるのにも適しています。
反対に暑くてバテやすい夏の時期は、イベントも多く一人で勉強するのは大変な期間かもしれません。夏期講習のキャンペーンで安く利用を始められるこの夏こそ、オン・オフをうまく切り替えながら、家庭教師と一緒に勉強をはじめましょう。
