算数・数学や英語がオススメ!!家庭教師の授業で何をする?

家庭教師に何を教えてもらったらいいのでしょうか。あらゆる考え方ができますが、今回は科目・単元とタイミングを切り口にして家庭教師の授業で教えてもらうべき内容を考察してみました。家庭教師の先生に任せてばかりの人は、ぜひ参考にして、自分でも授業の内容を考えてみてもいいでしょう。
家庭教師に教えてもらいたいのは解説や添削が必要な科目・単元

まずは科目・単元に着目してみましょう。勉強の内容は、「暗記して知識を詰め込む」タイプと「暗記した公式や法則をもとに問題を解く」タイプに分けられます。家庭教師に来て教えてもらうならば、後者の「暗記した公式や法則をもとに問題を解く」タイプの内容の方がふさわしいといえるでしょう。なぜならば前者の「暗記して知識を詰め込む」タイプは、教科書に書いてある内容が全てであり、いうなれば“覚えるしかない”からです。
具体的な科目では、算数・数学や英語がまず挙げられるでしょう。公式や文法などの基本を解説してもらい、覚えた型をもとに問題を解いていくのが一般的です。さらに国語でも文法や品詞などの文章を読解する上での基本ルールにあたる単元は家庭教師に教えてもらってもいいでしょう。
また理科や社会は「暗記して知識を詰め込む」科目と思われるかもしれません。ただ理科であれば計算問題が出されたり、社会でも記述型で文章を自分でまとめるタイプの問題(論述)も出されたりするため、「暗記した公式や法則をもとに問題を解く」タイプに近い領域の問題は家庭教師に添削してもらった方が良いでしょう。
学校の授業を受ける前の予習

またタイミングによって授業内容を変えるのも有効でしょう。とくに学校の授業との兼ね合いで内容を変えるケースが大半かもしれません。なかには家庭教師の授業で学校の予習をしたいと考えている人がいるでしょう。予習の段階では生徒は全く知らない・新しい内容を勉強することになります。そのため、基本的な情報から順を追って一から十まですべての内容を家庭教師から教えてもらうことになるでしょう。
また予習のなかでも、勉強の進みが早くて次の学年の内容を先取りしたいと考えている人もいるでしょう。家庭教師の授業は、自由な部分が多いです。学校の授業の進みに必ずしも合わせる必要はありませんので、家庭教師の力を借りながら新しい内容の勉強をドンドン進めてください。
学校での授業が終わったあと

そして学校の授業が終わったあとで、改めて家庭教師に同じ内容を解説してもらう場面もあるでしょう。まずは学校の授業で聞いても分からなかったところをもう一度解説してもらってください。とくに数学や英語は、前の内容を前提に次の単元が進んだりするため、つまずいたままで放っておくと次の単元も分からなくなってしまいます。
さらに学校で使っている問題集に、解答解説集が付いていたとしても、解説を読んでもよく分からないケースはないでしょうか。教科書や問題集にはページや文章量に制約があります。そのため細かい計算式や説明などが省略されるのも珍しいことではありません。省略されていて解説がない箇所を家庭教師に一から十まで丁寧に解説してもらえば、つまずきを解消できるでしょう。
あと授業を受けられなかったところはないでしょうか。遅刻や病欠をしてしまったり、部活動の試合などで公欠だったりする場合が想定されます。休むのが悪いわけではありませんが、飛んでしまった内容は自分で補填しなければなりません。そんなときは家庭教師をぜひ頼ってください。
定期テストの前後は出るところ・出たところを重点的に

定期テストで良い点を取りたいと思って家庭教師を利用している人もいるでしょう。そんな人はテストの前後で家庭教師の授業を工夫してもらうのが有効です。長年同じエリアで家庭教師を続けているプロ講師の場合、学校で作られる定期テストの傾向にも詳しくなっているはずです。定期テストの前は、出ると予想される点を重点的に扱ってもらってテスト対策をしましょう。
さらに、事前予想も大切ですが、定期テストは出たところで間違えた・分からなかったところをチェックするのも勉強になります。定期テストは授業内容の理解度チェックのような側面があり、テスト内容を改めて復習する機会はなかなかないのではないでしょうか。もしかしたら解答解説が配られて自学するだけの場合もあるでしょう。自力で復習できなければ、家庭教師に丁寧に解説してもらって次は間違えないようにすれば良いのです。
教えてほしいところを積極的に伝えよう

家庭教師はあなたの現状を踏まえて授業を組み立ててくれます。任せていれば道筋を示してくれる優秀な講師ばかりであればいいのですが、みんながみんなそういうわけにはいかないかもしれません。
科目やタイミングの観点から家庭教師に教えてもらいたい内容をまとめてきましたが、家庭教師の言いなりになってばかりではなく、“今日はここを教えてほしい”と授業内容に要望を出してみてもいいのです。講師もきっと応えてくれるでしょう。





