家庭教師はこうやって活用!学習習慣を身につけるコツ

家庭教師を利用する生徒のなかに、学習習慣を身に付けたいと考えている人は少なくありません。ただ、週に1回1〜2時間程度の授業を受けるだけでは学習習慣は身につかないでしょう。家庭教師の活用方法も含めて、学習習慣を身につけるコツを紹介します。
YouTuberで活躍するのも勉強は必要!?

学習習慣を身につけるに当たって考え方や心持ちなどのメンタル面も重要です。学習習慣がついてない人の中は、勉強が嫌い人ややる気がおきない人が多いのはないでしょうか。メンタル面がまだまだ後ろ向きな人は、勉強の必要性を考えるところからまず始めてください。
“将来、何になりたいですか?”などと聞かれた経験がないでしょうか。公務員やYouTuberなどが昨今の人気職業として紹介されていたりします。また、どういった職業であってもなるためにはクリアしなければならない条件があります。たとえば公務員とYouTuberでは下のような条件が挙げられるでしょう。
●【公務員になるには】
・公務員試験を合格する
・職種によっては資格を取得する など
●【YouTuberになるには】
・動画で発信する情報や企画を考える
・自ら動画に出演してしゃべる
・動画を撮影して編集する
・広告収入の仕組みなどを理解して稼げるチャンネルに育てる など
公務員は試験に合格する必要があるため、勉強の必要性もイメージしやすいでしょう。YouTuberはスマホがあれば簡単に始められはしますが、職業としてお金を稼ぐにはあらゆる情報や知識を活用しなければなりません。上に挙げただけでは足りないぐらいです。
勉強の必要性に結びにくいYouTuberなどの職種であっても、活躍するためには何かを勉強しなければならないのが分かってのではないでしょうか。何かを勉強するときに、いま学校で習っている基礎教養が活きてくるのです。
就きたい職業が思いつかない人は将来の生活をイメージしよう

将来就きたい職業が分からない人も多いでしょう。そんな人は、将来どんな生活をしていたいか考えてみてください。海外に住みたい・大きな家で犬を飼いたい・休日はしっかり休みたい……。こちらの方が考えやすいのではないでしょうか。
将来における自分の生活イメージが描けたら、職業の場合と同じく、イメージに近づくためには今からなにか準備ができないかを考えてみましょう。海外に住みたいなら、日本語以外を話せた方がいいので今からでも語学を勉強ができます。どんな国での人とも仲良くなるには政治や宗教などの社会の勉強をがんばるといいでしょう。もちろん勉強よりもほかの活動を優先した方がいいと考えつく場合もありますが、勉強する必要性について深く考えるには適しているでしょう。
勉強を続けるためにモチベーションを上げるコツ

必要性を感じられた人は、勉強しようと張り切っているところかもしれません。ただ、人間のモチベーションはだんだん下がってきてしまうものです。そこで、モチベーションが下がった・上がらないタイミングで使えるメンタル向上術をまとめました。すぐに実践できるので試してみてください。
■とりあえず始める
「作業興奮」と呼ばれる性質が人間にはあります。気が乗っていなかったとしてもひとまず机について5分だけ勉強してみてください。自然と集中して、気付かないうちに勉強に没入できているでしょう。
■休憩やサボリを否定しない
休憩するのはダメだと思っていないでしょうか。人間の集中力もずっとは続きません。50分勉強したら10分は休むと学校での生活のように適度に休んでください。また最低限の宿題などを終えていれば、気分がのらない日は休んでしまってもいいでしょう。休むのはよくないと自分を追い込みすぎないのも大切です。
■面倒くさくなる前にやる
学習習慣のない人は、勉強=面倒くさいと感じている場合もあるでしょう。そんな人は面倒くさくなる前に勉強を始めてみてください。たとえば家に帰ったら宿題を済ませるのをルールにするのは有効です。帰ってひと休みと止まってしまうと、また動き出すのは誰でも面倒くさくなります。動きを止めずに勉強し始めるのを試みてみましょう。
■お気に入りの文具を買う
勉強を楽しくする工夫として、文具にこだわるのも有効です。少し奮発して高価なペンや可愛くて使いたくなる下敷きなどを買ってみてください。勉強が少しでも楽しくなれば、学習習慣もつきやすくなるでしょう。
計画立てが学習習慣をつけるコツ

メンタル面のコントロールができたら、学習習慣を身に付けていきましょう。学習習慣を身につけるためには計画を大切にしてください。計画といえば、立てるところから始まります。ポイントを4点紹介しますので、意識してみましょう。
■タスクは小分けにする
勉強する内容(タスク)を小分けにしましょう。小さいタスクでも終えられると人は達成感を味わえます。小さかったとしても成功体験を積み重ねて、勉強は楽しくてやりがいがあると感じるようになるのです。
■簡単な問題から解くように計画を立てる
分からない問題をいつまで見ていても解けるようにはなりません。またつまらないだけでしょう。悩む時間も単なる無駄のため、飛ばすなり解答を確認するなりしてください。次に解ければいいと割り切るのが勉強を楽しく続けていくコツといえます。
■時間管理を意識する
タスクをいつまでに終えるかを決めるのは有効です。終わる時間を決めるとそれまでにやろうと集中でき、ダラダラしなくなります。また休憩時間や勉強オフ日も先に計画しておけば、メリハリのある生活につながるでしょう。勉強する日は同じ時間に始めて終わるようにすると身体の体内時計にも習慣が身に付きやすいといえます。
■立てた計画は数ヶ月に一度は見直す
計画通りにいっているならもっと効率的に勉強できる計画を、うまくいっていないなら原因を考えて解消できる計画を立て直してみてください。朝型と夜型の違いもあるため、夜眠くて集中できない人は早起きして朝に、早起きが苦手なら夜はもちろん昼休みや放課後など日中の活動時間を有効に使えるように計画を立てましょう。
勉強できるように環境もこだわる

計画のほかでは、環境を整えるのも有効です。ルーティンとして机の掃除から勉強を始める習慣にしてもいいでしょう。勉強の妨げになるスマホやゲームは近くに置かないようにしてください。また自分の勉強部屋や机がない場合は、図書館や塾の自習室など、勉強に集中できる環境を探すところから始めてみましょう。
また勉強場所について、家では勉強できない人もいるのではないでしょうか。そんな人は学校にいる時間をフル活用するのを心がけてください。早く登校して授業前に勉強したり、昼休みに図書室を利用したりしてみましょう。やる気のでない日は休むのも良いと書きましたが、やる気のでない場所では勉強しないのも一つの手段です。
計画立てのフォローと監視役として家庭教師を活用しよう

学習習慣を身につける上で、家庭教師には緊張感を保つ監視役をお願いしてみましょう。モチベーションを上げて、学習習慣を身につけるコツを上で紹介してきましたが、自分一人だけで実践できると自信を持って言えるでしょうか。
週に1回1〜2時間程度しか会わなかったとしても、家庭教師はあなた専属のトレーナーなのです。自分の立てた計画を実行できているか誰かにチェックされているないダラけてしまうタイプの人もいるでしょう。保護者からでは素直に聞き入れられない生徒も同様です。
計画立てを手伝ってもらったり、分からないところを教えてもらったりするだけが家庭教師の活用法ではありません。勉強できる生徒にあなたを変えるのも家庭教師の力の見せどころです。学習習慣をつけるところから始めたい生徒は家庭教師をぜひ検討してみてください。





