よい授業づくりのヒントになる!家庭教師に伝えたい10個の基本情報

家庭教師に任せていたら安心。そのように考えて、先生に丸投げしていませんか?お子さんがさらに学力を伸ばして目標を達成するためには、お子さんやご家庭の情報を先生に伝えておくとスムーズになります。では、先生にどういったことを伝えたらいいのでしょうか。代表的な10個を紹介しましょう。
こどもや家庭の基本情報を伝えてコミュニケーションのヒントに

まずはお子さんや家庭の基本的な情報を先生に知ってもらうことからです。先生に下のような情報を共有しましょう。
■子どもの性格
親御さんから見たお子さんの性格を伝えましょう。早く関係性を深めて勉強に集中する(授業を行う)ために、性格に合わせた歩み寄りは有効になってきます。人見知りをしないタイプのお子さんであれば、最初からラフな雰囲気で先生も望めるでしょう。逆に繊細な場合は、時間をかけて関係性を作っていかなければなりません。
■家庭環境
話す範囲を考える必要はありますが、家庭環境を紹介しておくのも有効です。コミュニケーションの際に役立つのはもちろんですが、家庭環境からお子さん当人が影響を受けているからです。
兄弟・姉妹がいればどんな学校に通って何を勉強しているか、親御さんの生い立ちや仕事などのバックボーンを簡単に話してみてください。兄弟の通っている学校に自分も進みたい・父親のような仕事に就きたいなどお子さんの考えを深く理解する上でヒントになるでしょう。
■部活動・課外活動
時間の調整のしやすさを考えて家庭教師を選択される家庭も多いでしょう。たとえば部活動や課外活動に時間を優先したい場合は一言説明しておくと先生も配慮してスケジュールを組めます。
また普段から取り組んでいるアクティビティを知っていれば、事前に調べたり情報を意識的にキャッチしたりしてコミュニケーションのきっかけを作る先生もいるでしょう。
■親御さんの連絡先
時間の調整のしやすさを考えて家庭教師を選択される家庭も多いでしょう。たとえば部活動や課外活動に時間を優先したい場合は一言説明しておくと先生も配慮してスケジュールを組めます。
日時を調整するのは親御さんの役割になります。電話番号・メールアドレス・チャットIDなど、使いやすいものでかまいません。先生とも相談して交換しておきましょう。
お子さんの連絡先を教えないように注意してください。家庭教師センターによっては禁止事項になっているところもあります。特に異性の場合はトラブルにつながるリスクが上がりますので、親御さんを介してのやりとりを基本としましょう。
勉強が好き・嫌い?自分でやれる・やれない?

勉強についての情報も共有しましょう。お子さんの勉強をサポートするための先生です。お子さんの現状を理解してもらってください。
■利用する目的
苦手を克服したい・志望校に合格したい・授業での遅れを取り戻したいなど。家庭教師を利用する目的はさまざまです。家庭ごと・お子さんごとで異なる点なので最初に伝えると先生も方向性がわかって準備などがしやすくなります。
■得意・苦手科目
家庭教師が授業できる時間は限られています。全科目・全単元をカバーするのは無理です。だからこそ、必要に応じて教えるところと教えないところを考えなければなりません。とくに苦手を克服したい・授業での遅れを取り戻したいと考えている場合は、しっかり先生に説明しましょう。学校での成績やテストの結果なども情報共有するようにしてください。
■学習習慣
勉強が好きで自分でするお子さんもいれば、勉強が嫌いで放っておいたら全然やらないお子さんもいるでしょう。勉強が好き・嫌い、学習習慣がついている・いないを伝えてみてください。学習習慣をつけるところから始めるのか、宿題を出してしっかりやってくれるのかなどお子さんに合わせて先生も戦略を考えます。
■学習サービスの利用状況
塾や通信教材も契約しているかもしれません。他の学習サービスの利用状況や、満足した使い方ができているのかを先生に伝えてみてください。より有効な活用方法を先生の方でも検討してくださるでしょう。また過去に家庭教師を利用した経験がある場合は、トラブルの有無など当時の情報も伝えておくと、先生も考慮してお子さんとコミュニケーションが取れるので役立ちます。
志望校や将来の目標など進路について

勉強してお子さんがどのように成長したいと考えているのでしょうか。まだ不明瞭な点があってもかまいませんので、進路についてのお子さん・ご家族のお考えを共有してみましょう。
■志望校
受験をして高校・大学への進学を検討している人は、志望校を伝えてください。合格するために必要な勉強を考えてカリキュラムなどを先生は準備します。またお子さんの志望校はもちろん、親御さんや他のご家族が希望している学校を伝えるのもいいでしょう。とくにお子さんと親御さんの考えが異なる場合は、多くの選択肢を視野に入れて先生や家庭教師センターもバックアップができます。正直に話すのが有効でしょう。
■将来の目標
なりたい職業が明確に挙げられる場合は達成するために必要な勉強や進路も明確にできます。また卒業後は就職するつもりの人もいるかもしれません。とりあえず進学はしたい程度でも大丈夫です。どういった方向性をもって指導すればいいのかを先生が分かるだけでも指導の方向性を考えるのには役立ちます。
紙でまとめて渡すと先生も確認しやすい

家庭教師の先生に伝えたい情報を10個挙げましたが、この10個は先生からヒアリングされる項目と言ってもいいかもしれません。見ず知らずの家庭に伺って、イチから関係性を築く先生も苦労します。最初の授業できたときなどに簡単に話すなり紙にまとめて渡すなりすると先生も喜ぶでしょう。ぜひ契約したばかりの家庭教師の先生を迎えるときは準備してみてください。





