違いはここ!大学生のアルバイトとプロの家庭教師

家庭教師は大学生がアルバイトでやる仕事。そう考えていたあなたはプロの家庭教師がいると知り、どのような違いがあるのか知りたくなったのかもしれません。ノウハウだけでなく、契約面やメンタル面で各々のメリット・デメリットをまとめてみました。違いを理解してマッチする家庭教師はどちらなのか考えてみてください。
大学生のアルバイトか、家庭教師一本で生活するプロか

大学生や大学院生の家庭教師(以下、「学生講師」)はアルバイトがほとんどです。家庭教師センターからの派遣の場合は採用テストを合格し、ある程度の学力を保証された人材といえます。知り合いの学生と個人的な契約を考えている人は、偏差値や高校までの成績などを参考に検討してもいいでしょう。
プロの家庭教師(以下、「プロ講師」)は、家庭教師の仕事だけに専念している人です。もともと塾の講師や学校の教師をしていた人が就くケースもあり、年齢層も高めといえます。成績アップを優先するならプロ講師を勧める会社や情報サイトも多く、学習習慣の身についた人がより高いレベルを目指すのに適しているともいえるでしょう。
経験値が豊富なプロ講師は親の安心につながる

大学の在学中だけだと考えると、学生講師は経験が浅いケースが多いです。大学院生や医学生など6年程度できる場合もありますが、経験の豊かさはプロ講師の方が優位なポイントといえるでしょう。
指導歴や合格実績を積み上げて、プロ講師は仕事を獲得しています。なかには難関校志望の生徒だけにしぼるなど、ほかとの差別化を図っている人もいます。実績をふまえて判断される親御さんは、プロ講師の方が安心だと思われるでしょう。
学習のサポートもプロ講師なら子どもの理解度に合わせて

学生講師は、学力も高くて学校の成績もいい人が多いでしょう。ただ当人は勉強ができるからといって、教えるのが上手いのは別の話です。解法の説明の仕方だけでなく、宿題の出し方や授業の進め方はプロ講師の方がノウハウをもっているといえます。
学生講師が自分流のワンパターンしか教えられない場面でも、プロ講師なら生徒の理解度に合わせて複数パターンを用意して教えてくれるでしょう。とくに私立の中高一貫校に通っている人は要注意です。難易度の高い教材を使って学校でも勉強している場合があり、学生講師だと物足りないケースもあるかもしれません。
同年代だからこその親やすさがプラスになる可能性も

ただプロ講師は、“先生”が家まで来ている感覚に近いです。学習面・メンタル面のフォローは上手いかもしれませんが、年齢が近い学生講師の方が生徒も親しみやすいのは間違いないでしょう。学習面でもプラスにはたらく可能性は高いです。
さらに志望校の在校生を学生講師に選べば、志望校の様子や受験対策も最近の生きた情報が手に入ります。家庭教師センターや自身で蓄えた情報をプロ講師も提供してはくれますが、古かったり抽象的でわかりづらかったり場合もあります。学生講師とのフランクな会話が『自分もこんな風になりたい』とモチベーションアップにはたらく可能性もあるでしょう。
金額の差はもちろん、個人の差もチェックしよう

学生講師と比べると、プロ講師の方が費用は割高であるのが一般的です。指導力などの能力はもちろん、学生講師でありがちな授業や実習・留学など自分の都合を優先される心配もプロ講師なら不要と、契約面での安定性も差ができるポイントでしょう。
ただ「プロ講師」と一口にいっても認定資格などがあるわけではありません。個人でスキルの差はあります。学生講師の場合も同様ですが、実際の授業を無料体験などできる場合は積極的に活用して優秀な人かどうかは見極めてから契約するようにしましょう。


